A:ライブ・パフォーマンス「Visual music for the silent film maker」

2月27日(金)19:00-20:30 1Fオープンスクエア

その作品のほとんどがサイレントであるスタン・ブラッケージ。しかし、彼の作品は「映像から音楽が聞こえる」とも言われます。サイレントでありながら視覚音楽(Visual Music)とも呼ばれる彼の作品における映像と音の関係と可能性をさがすべく、サウンド・アーティストの久保田晃弘(多摩美術大学情報デザイン学科教授)とクリストフ・シャルル(武蔵野美術大学映像学科助教授)が率いるふたつのグループによるパフォーマンス。

出演:
TAU Brakhage Network Big Band
MAU Brakhage Laptop Orchestra

*入場無料

B:ワークショップ「ハンドペインティング・フィルムを作る」

2月28日(土)15:00-18:00 7Fスタジオd

ブラッケージは多くのハンドペインティング・フィルム(フィルムに直接絵を描いたりひっかいたりしたもの)を作りました。ブラッケージの作品づくりを体験しながら、映画フィルムにふれるワークショップ。
定員10名。申込制(申込多数の場合、抽選とさせていただきます)。2月21日(土)までに、氏名・住所・電話番号・電子メール(お持ちの方)をお書きの上、「ブラッケージ・アイズ ワークショップ係」までお申込ください。材料費(1000円程度)を予定しています。

講師:加藤到(東北芸術工科大学情報デザイン学科助教授)

C:トリビュート作品「リスポンド・ダンス・フィルム」

2月29日(日)15:00-16:30 7Fスタジオシアター

日本のフィルム・メーカーによるブラッケージへのトリビュート作品「リスポンド・ダンス・フィルム」の上映と、「薔薇の葬列」や「ドグラマグラ」など日本の実験映画の草分けである映像作家・松本俊夫氏を招いてのトーク。

「リスポンド・ダンス・フィルム」上映作家
石田尚志(いしだ・たかし)
伊藤隆介(いとう・りゅうすけ)
今泉晶彬(いまいずみ・まさあき)
大橋勝(おおはし・まさる)
荻原貴之(おぎはら・たかゆき)
乙部聖子(おとべ・せいこ)
小池照男(こいけ・てるお)
高嶺剛(たかみね・ごう)
辻直之(つじ・なおゆき)
能登勝(のと・まさる)
水由章(みずよし・あきら)
宮崎淳(みやざき・じゅん)

ゲスト:松本俊夫(まつもと・としお)
1955年東京大学卒業。日本の前衛的記録映画、実験映画、マルチ映像、ビデオアートの草分け。『石の詩』(1963年)から『記憶痕跡』(1987年)に至る実験的短篇映画、『新陳代謝』(1971年)から『偽装』(1992年)に至るビデオアート、『薔薇の葬列』(1969年)から『ドグラマグラ』(1988年)に至る実験的劇映画などを国内外で発表。また、著作に『映像の発見』(1963年)、『映像の探求』(1991年)などがある。現在、日本大学芸術学部大学院客員教授。

D:作品展示「ブラッケージ・ワークス」

期間中、7Fにてブラッケージのフィルモグラフィーやバイオグラフィー、作品のコマ写真を展示します。