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小津安二郎や溝口健二、ジョン・フォードなど優れた映画作家たちを彷彿とさせると同時に、独自の感覚で現代の映画を代表するポルトガルの映画作家ペドロ・コスタ。時に静謐な、時に破壊的な世界を確かなまなざしでとらえようとする彼の、最初の長編作品『血』から最近作である『映画作家ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?』まで5作品の上映と、世界各国で評価された『ヴァンダの部屋』の映像から生み出された、もうひとつの『ヴァンダの部屋』−『ヴァンダの部屋』ヴィデオ・インスタレーション−を展示します。
主催:せんだいメディアテーク 協力:アテネ・フランセ文化センター/キヤノン株式会社/財団法人国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)/コントラコスタ/シネマトリックス/ジェミニ・フィルム/山形国際ドキュメンタリー映画祭 後援:ポルトガル大使館 助成:財団法人地域創造
ペドロ・コスタ
1959年リスボン生まれ。リスボン大学で歴史と文学を専攻。青年時代にはロックに傾倒する。国立映画学校に学び、卒業後ジョアン・ボテリョやジョルジェ・シルヴァ・メロらの作品にスタッフとして参加。1986年に短編作品『Cartas a Júlia(ジュリアへの手紙)』を監督。最初の長篇劇映画『血』(1989年)の後、『溶岩の家』(1994年)、『骨』(1997年)と作品を発表。続く『ヴァンダの部屋』(2000年)は『骨』の舞台となったリスボン郊外のスラム街フォンタイーニャス地区で前作に出演したヴァンダ・ドゥアルテとその家族を2年間に渡って撮影した作品で、ロカルノ国際映画祭や山形国際ドキュメンタリー映画祭で受賞した。2001年、監督が敬愛する映画作家ジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレ夫妻を撮った『映画作家ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?』を発表。現在、フォンタイーニャス地区で再び作品を製作中。
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