|
|
 |
|
|
|
|
 |
|
|
7F スタジオシアター 19日14:00〜 21日17:00〜 22日15:00〜 |
|
|
1989年/35ミリ/1:1.33/モノクロ/95分/ポルトガル
|
|
|
ある冬の夜、父親の行動に疑いを持つ青年ヴィセンテは彼を薬で殺し、恋人クララとともに遺体を埋める。そのことを弟ニーノに伝えないまま生活を続けようとするが、父の消息を尋ねる男達や伯父によってそれは崩れていく。フィルム・ノワールを思わせるようなモノクロームの映像のなかで、不安に苛まれながら生きる若者の表情が浮かび上がる、ペドロ・コスタはじめての長編作品。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
 |
|
|
7F スタジオシアター 19日17:00〜 20,21日14:00〜 |
|
|
1994年/35ミリ/1:1.66/カラー/110分/ポルトガル=フランス=ドイツ
|
|
|
看護師のマリアーナは、リスボンの工事現場で意識不明となった男レオンに付き添って彼の故郷カーボヴェルデ島に向かうが、ヘリコプターがもどるまでその島の病院にとどまることを余儀なくされる。予期しない滞在のなかで島の人々ともつながりができていくものの、回復するにつれ傲慢な振る舞いを見せるレオンに失望する。ペドロ・コスタ曰く「破綻した冒険映画」と呼ぶ、荒々しい色彩と感情に彩られた作品。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
 |
|
|
7F スタジオシアター 22日,25日19:00〜 28日15:00〜 |
|
|
1997年/35ミリ/1:1.66/カラー/94分/ポルトガル=フランス
|
|
|
リスボン郊外のスラム街。ティナは子どもを抱いて産院から帰ってくるが、夫は翌朝その子どもを連れて出て行ってしまう。通りで物乞いをする彼に手をさしのべる看護師エドゥアルダは彼を家に引き入れる。ティナの隣人クロティルデは家政婦として働いていてエドゥアルダに雇われる。再び夫は子どもを抱いて街に出て、娼婦に子どもを売ってしまう。本作のクロティルデ役のヴァンダ・ドゥアルテとの出会いが『ヴァンダの部屋』へとつながっていく。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
 |
|
|
7F スタジオシアター 20日17:00〜 26,27日12:00〜 29日15:00〜 |
|
|
2000年/35ミリ/1:1.66/カラー/178分/ポルトガル=ドイツ=スイス
|
|
|
リスボン郊外のスラム街・フォンタイーニャス地区。建物を壊す音が鳴り響くこの町の小さな部屋に住むヴァンダ・ドゥアルテ。近くに暮らす妹と母、赤ん坊や黒人の青年など、扉は開け放たれ窓ガラスもないヴァンダの部屋はさまざまな人が行き来するが、そこには崩壊する街のノイズと麻薬と窓から差し込む光しかない。『骨』と同じ舞台を少人数で2年間に渡り根気強く撮影された、フィクションとドキュメンタリーの境界を消し去る作品。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
 |
|
|
7F スタジオシアター 23日19:00〜 26日16:00〜 28日19:00〜 |
|
|
2001年/35ミリ/1:1.66/カラー/104分/フランス=ポルトガル
|
|
|
厳格な映画作りで知られ、ペドロ・コスタ自身も敬愛する映画作家ジャン=マリー･ストローブとダニエル･ユイレ夫妻が、フランスのル・フレノワ国立現代芸術学院のセミナーのために自作『シチリア！』（1998年）の別ヴァージョンを編集している様子を撮影した作品。一つの作品を作り上げる作家であり夫婦である二人のやりとりは、厳しくも愛情あふれ、時に滑稽ですらある。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
 |
|
| 6F ギャラリーb 連日19:00〜21:00 |
|
|
2000−03年/DVD/60分
|
|
|
『ヴァンダの部屋』のために撮影された130時間に及ぶ映像から作られた、もうひとつの『ヴァンダの部屋』。部屋の「外」と「内」を映像と音響によって体験するインスタレーション。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
7F スタジオシアター 27日 16:00〜 |
|
|
蓮實重彦（はすみ・しげひこ）
|
|
|
1936年生まれ。映画評論家・フランス文学者。東京大学文学部フランス文学科卒業後、パリ大学より博士号取得。1997年から2001年まで東京大学総長。1999年フランス政府の芸術文化勲章を受章。海外の映画祭で成瀬巳喜男（サン・セバスチアン映画祭/1998年）などの特集上映や、小津安二郎生誕100年記念国際シンポジウム（2003年）に関わるほか、ロカルノ映画祭、ヴェネツィア映画祭などで審査員をつとめる。著書に『映像の詩学』（筑摩書房/1979年）、『監督 小津安二郎』（筑摩書房/1983年、2003年に増補決定版が刊行。同書の仏訳はフランス映画批評家連盟文芸賞を受賞。他に韓国語訳あり）、『映画への不実なる誘い』（NTT出版/2004年）など多数。また、編集誌に『リュミエール』（筑摩書房/1985年〜1988年）、『ルプレザンタシオン』（筑摩書房/1991年〜1993年）。
|
|
|
|
|
|
|
