せんだいメディアテークをもっとよく知るためのさまざまな情報を、 副館長/企画・活動支援室長、佐藤泰がお届けします。
01「タイガー前」
メディアテーク前のバス停のわきには、茶色の大きな機械の箱が3つ並んで立っています。
それぞれの標識には、箱の立つ位置を示す言葉として「旧タイガー前」と書かれているのをご存じですか?
タイガーといえば仙台のパチンコ業界きって老舗、この場所には「パチンコタイガー1号店」がたっていたのです。
昭和58年にオープンいらい、仙台市民のささやかなレクリエーションの拠点として親しまれ、
隣にあった仙台市営バスの車庫とともに、メディアテーク建設のために敷地を譲るまで営業が続けられました。
その後多くの市民のみなさんや専門家による検討を経て、この場所にメディアテークが開館しましたが、
姿かたち、目的は変わっても、人々の遊び心や創造性を刺激する知的「レクリエーションの場」として、
街の記憶をひき継いでいけたら楽しいかもしれません。
(2007/07/01)
メディアテーク前バス停脇
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